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審査の甘い消費者金融

金融構造の変化

公開市場の発達、非金融機関の金融行動の変化、さらに金融改革の進展から、往来の国内金融構造の特徴はまず余剰資金を蓄積した企業が多く現れ、企業のオーバーボロイングはほぼ解消したとみていいでしょう。しかし、これは単に50年代当初の投資停滞を反映した一時的な変化に過ぎないかもしれず、オーバーボロイングの再現可能性を否定は出来ません。次に、間接金融の優位性という特徴は以前と比較すると後退しましたが、これが今後とも解消してしまうかは必ずしも断言出来ないでしょう。金融の非仲介化(銀行離れ)は必ずしも長期趨勢的な動きとまでいえないのが理由です。国債などの市場性資産の蓄積が直ちに直接金融方式の比重増大に結び付くわけでもないからです。しかし、銀行賃借対照表の資産サイドにおいて非市場性の貸出が減少し、代わりに市場性の国債が増加している点は着目する必要がありんます。

無利息ローン

金融システムへの影響

それは、間接金融の内容に変化が生じ始めたことの証といえるからです。このような市場取引型資産の増加が金融機関経営や金融システムにどのような影響を与えていくかの検討はこれから必要になってきます。メインバンク制が崩壊し、企業と銀行の密接な関係が解消するとか、銀行が維持してきた経済力は低下するとの考えも皮相です。現在の金融機関を前提とするという静態的な見地に立てば、当たらずとも遠からずですが、金融機関とて環境変化に対する対応力がないわけではないのです。